建売住宅と注文住宅、結局どっちが得?プロが教える選び方

建売住宅のメリット

マイホームを検討するとき、誰もが一度は迷うのが「建売住宅」と「注文住宅」の違い。 価格?間取り?自由度? 実は、不動産のプロとして多くのお客様を見てきた経験から言わせてもらうと、今の時代、建売住宅の方が圧倒的に“得”だと感じています。

今回は、建売住宅がなぜおすすめなのか、でも注文住宅が向いているケースは?という疑問にも答えながら、あなたにぴったりの家選びのヒントをお伝えします!

そもそも「建売住宅」と「注文住宅」って何が違うの?

建売住宅とは?

建売住宅とは、すでに建物が完成済み、またはほぼ完成している状態で販売されている住宅のことです。 土地と建物がセットになっており、価格が最初から明確になっているのが特徴です。

注文住宅とは?

一方で注文住宅は、土地を購入し、その上に自分たちで設計を決めて家を建てるスタイル。 ハウスメーカーや工務店と細かく打ち合わせをしながら、完全オリジナルな家をつくることができます。

比較項目建売住宅注文住宅
価格帯3,000万円前後3,500〜4,500万円程度
引き渡し時期即入居〜1ヶ月程度4ヶ月〜1年以上
打ち合わせほぼ不要多い(10回以上)
融資回数1回2回(つなぎ融資が必要)
完成前の確認不可(完成済)可能(プラン段階から)

実は建売住宅が“お得”な理由

地盤調査・測量などのコストがかからない!

注文住宅の場合、土地を購入したあとに地盤調査・測量費・地盤改良費などが別途発生します。 これらは数十万円単位の出費になることも珍しくありません。

一方で建売住宅は、すでに売主(建築業者)が土地の調査・改良まで済ませているので、購入者が別で費用を負担する必要がないんです。

完成した家を“目で見て”選べる安心感

注文住宅では、図面や3Dパースでしか完成イメージがつかめません。 実際に建ってみたら「思ったより狭い」「陽当たりが悪い」など、住んでからのギャップに悩むケースもあります。

建売住宅は、すでに完成した状態で内見できるので、 「家具の配置」「光の入り方」「玄関の広さ」まで全部体感したうえで選べるのが魅力です!

打ち合わせ不要!すぐ引っ越せて楽!

注文住宅では、外壁・屋根材・コンセントの位置・照明・床材など、細かい打ち合わせが延々と続きます。 建売はその手間がゼロ!仕事や育児で忙しい方には、大きなメリットです。

つなぎ融資がいらない=手間もコストも減

注文住宅は「土地購入」と「建物完成後」の2段階で住宅ローンを借りる必要があり、その間に「つなぎ融資」が必要です。 この融資には利息も保証料も発生しますが、建売住宅は1回の決済で済むので、金利負担が軽く、手続きもシンプルです。

建売を選んだ「Gさん」の体験談

Gさん(30代夫婦・新潟市在住)

「本当は注文住宅を考えていたんですが、実家の都合で急ぎ引越しが必要に。建売住宅なら内見して即決できるし、完成していたので1ヶ月後には入居できました。実は地盤改良だけで100万円かかるって聞いてたので、それが最初から含まれていたのも大きかったです。打ち合わせに何度も行く時間もなかったので、完成品を選べたのはありがたかったですね。」

こんな人は「注文住宅」もアリ!

資金や時間に余裕がある

注文住宅は自由度が高い反面、価格も上がりやすく、建築期間も長いです。 そのため、資金的にも精神的にも余裕がある方向けといえます。

間取りや設備に強いこだわりがある

「絶対にアイランドキッチンがほしい!」など、強い要望がある方は、建売だと希望が叶わないことも…。 自分だけの理想の家を実現したい方には、注文住宅の自由設計がピッタリです。

打ち合わせも楽しめる人

間取り決め、ショールーム見学、インテリア選び…。これを「大変」と感じるか「楽しい!」と感じるかで向き不向きが分かれます。 家づくりそのものを楽しみたい人には注文住宅が合います。

結論:あなたに合った選び方はこれ!

建売住宅と注文住宅、どちらが良い・悪いではなく、「自分に合っているかどうか」が大切です。

● 引越しを急いでいる

● 無駄なコストを抑えたい

● 仕事や育児が忙しくて打ち合わせが大変

→ そんな方には、建売住宅がピッタリです。

一方で、

● 時間をかけてでも理想の家を建てたい

● 細部までこだわりたい

→ という方には注文住宅も魅力的。

不動産のプロとしては、コスパ・効率・安心感の3拍子が揃った建売住宅はやっぱりおすすめ! あなたに合った選択で、素敵なマイホーム生活を始めてくださいね!

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